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厚生労働省

2024.04.15MEDISO:インタビュー

MEDISOインタビュー記事 株式会社ヘッジホッグ・メドテック様

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MEDISO相談企業である株式会社ヘッジホッグ・メドテック様が5億円の資金調達を実施されました(2023年12月)。

そこで今回は株式会社ヘッジホッグ・メドテック CEO 川田 裕美様に事業の内容、資金調達を成功させたポイント等を伺いました。
詳細はこちらをご覧ください。
株式会社ヘッジホッグ・メドテック様ホームページ :https://h-medtech.com/

ヘッジホッグ・メドテック様はどのような会社か教えてください

私たちは頭痛や月経前症候群を対象としたプログラム医療機器の開発を行っています。日本にも多くの片頭痛に苦しむ方がいらっしゃり、片頭痛による経済損失は2800億円に上るという試算もされ、深刻な社会課題と言えます。片頭痛に苦しむ方は、お仕事が忙しく、病院に行く余裕がないという状況に置かれていることが多く、従来の治療方法ではなく、面倒くさくない、気軽にアクセスが可能な治療方法が求められていました。プログラム医療機器は、そのようなニーズに応えることができると考えています。
現在は、片頭痛の治療用アプリを東邦大学と、月経前症候群の治療用アプリを近畿大学と協力して開発を進めています。


開発中の片頭痛治療用アプリ「頭痛 Hedge」

起業のきっかけを教えてください

私は医師として厚労省に入省し、その後メドレーにてオンライン診療の事業開発、ソフトバンクにてDTx領域における国内外の投資検討に携わりました。一貫して医療領域のDX化に貢献してきたのですが、スタート地点が医師ということもあり、「これを使ったら病気が良くなる」というものを作りたいという思いが次第に強くなり、医療機器開発を目指して起業を決意しました。


ヘッジホッグ・メドテック様は2023年12月に日本発の片頭痛治療用アプリ・頭痛AI診断開発に向けた5億円の資金調達を成功されました。資金調達に関するアドバイスを教えてください

ベンチャーの資金調達の方法に正解はありませんので、ベンチャー側が納得しているかどうかが重要になります。「まずは助成金を利用して成長させ、事業の道筋が立ってからVCから調達する」という方法が資金調達の王道と言われていますが、私たちは起業してから早期にVCから調達するという方法を選びました。 出資してくれるVCを見つけるには、「ひとつのVCから出資を断られても、決してめげずに次のVCにアプローチする」というマインドセットが必要です。出資を断られたら、「自らの事業の将来性が乏しいからだ」と考え落ち込んでしまいがちですが、VC側の社内事情のために断られた可能性も十分にありますので、深刻に受け止めすぎず、切り替えて次のVCにアプローチすることが重要です。
医療系ベンチャーの場合、AMEDやNEDOの認定VCにアプローチしていくのがよいと思います。いずれの認定VCも医療分野に明るいため、双方の認識のずれなく話をすることができます。ヘッジホッグ・メドテックはCFOの石坂はもちろん私も、VCから調達する経験やノウハウを持っていましたが、医療機器開発に強いVCを知りませんでしたので、素直にAMEDとNEDOの認定VCに順番に連絡を取りました。また、各VCにはそれぞれの特徴があり、一緒に手を動かしてくださるVCもいれば、見守ってくださるVCもいます。出資をしてくれたVCとは長い期間をかけて一緒に事業を大きくしていく必要がありますので、自らとの相性も考えてVCにアプローチするとよいと思います。


川田様は、ヘッジホッグ・メドテック様としてMEDISOを活用されているのと同時に、MEDISOの非常勤サポーターとして医療系ベンチャーのご支援もしてくださっています。MEDISOの活用方法のアドバイスを教えてください

医療系ベンチャーがMEDISOを利用しない手はないと思います。特に、起業しようか迷っている人、起業したての人にありがちな「何を相談したらよいのか分からない」「何から相談すべきなのか分からない」という状態でも、MEDISOは丁寧に相談に乗ってくれます。さらに、解決策を一つだけでなく、複数提示してくれるところも非常にありがたいです。そのような相談が無料で受けられますので、医療系ベンチャーには是非活用していただきたいです。 私自身、相談を受ける非常勤サポーターとしてMEDISOに関わるなかで「非常に使える」と感じていましたので、ヘッジホッグ・メドテックを起業してから、相談する側としてもMEDISOを活用させてもらっています。



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