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厚生労働省

2024.11.26MEDISO:インタビュー

MEDISOサポーターインタビュー 鈴木 友人 様

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こんにちは。MEDISO事務局です。
今回は、MEDISO非常勤サポーターの鈴木 友人さんにお話を伺いました。

主なキャリアを教えてください

 薬学博士習得後、新卒採用で独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)に就職し、医療機器審査部にて、医療機器の承認審査や相談業務を担当しました。
 PMDAに6年間勤務後、国立大学法人 東京大学医学部附属病院 トランスレーショナルリサーチセンターに2年半出向し、医薬品、再生医療等製品の開発を含む東京大学や近隣アカデミアの研究者向けの支援を実施していました。トランスレーショナルリサーチセンターへの出向時は、PMDA所属時とは別の視点で、アカデミアやアーリーフェーズのベンチャー企業への支援に携わりました。
 その後は、PMDA医療機器審査部で再度1年半勤務後、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)に出向しました。AMEDでは産学連携部 医療機器研究課にて調査役として、ベンチャー企業や医療機器に関連した事業のファンディングを担当していました。
 2度の出向を経て、ベンチャー企業やアカデミアの方が薬事で困っている部分にアプローチしたいと考え、AMEDへの出向終了後、東北大学ナレッジキャスト株式会社に移り、シニアコンサルタントとしてベンチャー企業を含め医療機器の薬事を支援しています。

ベンチャービジネスとの関わりを教えてください

 PMDAやトランスレーショナルリサーチセンター勤務時は、ベンチャー企業の方からの相談も多く受けていました。AMED出向時は、ベンチャー企業向けの事業を通じて、ファンディング側の立場でベンチャービジネスに関わっていました。
 現在も、多くのベンチャー企業の薬事戦略や保険戦略の支援をしています。また、副業として、ベンチャー企業の中に入り、アドバイザー業務も実施しています。

お仕事やご支援の中での成功談や、嬉しかったことなどを教えてください

 支援先のベンチャー企業や異業種参入企業が、各企業の最初の1品目の承認を取得し、上市した際に一番の達成感を感じます。ベンチャー企業や異業種参入企業の多くは、課題はあるが解決策がない領域へのアプローチを検討されています。コンサルタントやアドバイザーとして企業の方と一緒に課題に取り組み、上市を達成することは、非常にやりがいを感じます。

MEDISOサポーターとして得意とする支援内容を教えてください

 医療機器の場合、臨床的な位置づけにより、必要とされる要求事項は変わってきます。何をするための医療機器かという臨床的な位置づけを明確にし、その様な医療機器を上市するためには何が必要か、対応する開発ロードマップの作製の支援を得意としています。また、もともと行政機関に勤めていた経験から、PMDA相談や照会事項などで何が求められているのか、どの様に回答するのが適切かといった、行政対応の支援も行っています。

MEDISOの活動に参加して良かった点を教えてください

 新しい医療機器を開発しているベンチャー企業や、新たなチャレンジをしているベンチャー企業と巡り合い、支援することができた点です。新たなチャレンジや開発品に触れていたいと考えているので、ベンチャー企業の方の力になれるチャンスが増えることは、MEDISOの活動に参加して良かった点だと感じています。

ベンチャー・アカデミアの方々に、どのようにMEDISOを活用いただくと良いとお考えでしょう

 MEDISOには幅広い領域に対し、各領域に特化した専門家がいます。MEDISOには利用回数制限がないので、複数の専門家に相談することも可能です。自身の企業で対応が難しい領域の専門家の意見を、スポットで得られることは非常に有益だと感じます。各ステップごとにMEDISOを利用し、得られた助言を組み合わせて活用していくと良いと思います。

話題は変わりますが、ご趣味は何でしょうか

 飛行機に乗ることが趣味です。1日で数か所を飛行機で巡ることもあります。訪れた各地では、空港周辺を散策しています。最近では、与論島での乗り換え時に、空港周辺の海を訪れたのが印象的でした。

医療系ベンチャーへのメッセージをお願いします

 医療機器に限らず、医療系ベンチャー企業は、ビジネスにおいて規制対応が必須項目になります。開発において、影響を受ける規制、検討が必要となる項目の整理は重要なファクターです。相談のタイミングは個社に依りますが、開発初期から規制に係る知識を持っておくことは、開発の選択肢や方針を決める上で非常に有益です。MEDISOを活用し、必要な知識を得ることは、開発を進める中での武器にも財産にもなると思います。
 また、規制に係らず、保険も重要な検討事項となります。MEDISOを通じて、規制の専門家と保険の専門家それぞれに相談し、各専門家から得た知識を組み合わせて進んでいただくと良いと思います。

(取材者:三菱総合研究所 倉渕 瑶子・鐘ケ江和菜)

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