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厚生労働省

2019.10.31MEDISO:インタビュー

MEDISOサポーターインタビュー 奈良 環 様

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こんにちは、MEDISO事務局です。今回は、普段面談を実施していただいている非常勤サポーターにお話しを伺いました。本日は、(株)オルビスプランニング取締役 奈良環(たまき)様です。


奈良さんはどのようなキャリアをお持ちでしょうか。

以前は、大手精密機器メーカーの事業開発部門やテクノロジーセンター等で、デジタル機器の事業企画、医療機器や医療IT事業の製品企画等を担当していました。事業部の責任者を務めるようになって私が特に有難かったと思うことは、事業にとっての製造、品質保証、法規等の重要さをその部署の人たちから感じ取らせてもらったことです。今思うと、そこで常にやっていたことは、自分が理解するために専門部署特有の言葉からその部署以外の人にもわかる言葉に落とし込む「翻訳」で、これが結果として私の強みになっています。
社内ベンチャーの立ち上げも経験しました。ベンチャー立ち上げの面白さに気づいた一方で、大変さも感じ、あのときこうすればよかった・・、ということもあります。メーカー退職後は、大学にシーズを持ちこみ、医療機器の研究開発をしています。企業と大学とは立場は違いますが、それぞれの強みを活かして一つのものを作らなければなりません。私は、大学の先生には社会実装のために必要なことを、企業には大学の強みを理解してもらうように努めています。


ご自身の得意とする支援はなんでしょうか

アカデミア発シーズを持つ人の起業、臨床研究後の社会実装のための企業との連携の仕方、事業計画、資金計画等の支援を得意としています。人の輪、人のつながりや知見をつなげて、医療産業をやりたい人の役に立つために、一緒に中に入って、身を投じてやるやり方をしています。


実際にMEDISOサポーターとして活動してみて、いかがでしょう。

産学連携やベンチャー支援の制度は他にもありますが、MEDISOは、一回で終わりでなく、相談の初めから終わりまで懇切丁寧なスキームという点が特徴になっています。 事前面談で、相談者の相談事項を相談者とともに整理したうえでポイントを絞り適切な専門家への振り分けも丁寧にされていると思います。
一般にベンチャー企業は、その熱意や経験の少なさが視野の狭さに繋がっている場合もあるのですが、MEDISOは、違う視点からの気づき、より俯瞰的な視点からの提案ができるのも、他の支援とは違った特徴だと思います。

最後に、医療系ベンチャーの方へのメッセージをお願いします

起業は難しい面も多く、新規の医療事業への参入のリスクがあり、上市までの時間がかかるといった事情の中で、何をやるかという優先順位付けが必要です。
今は、いろいろな支援スキームがあるので、うまく活用してほしいと思います。事業のリスクは、事業者がとるのですから、相談ではとことん聞きまくるのがよいと思います。ベンチャー企業は事業の色々なことを同時に並行してこなさないといけないので、できるだけ効率よく情報を得られると機会としてMEDISOを活用してください!












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