2024.05.15MEDISO:インタビュー
MEDISO常勤サポーターインタビュー
こんにちは。MEDISO事務局です。
今回は、MEDISOを支える常勤サポーターの田那辺さん、上谷さん、渡邉さんにお話を伺いました。
※田那辺さんは2024 年4月より非常勤サポーターになられました
主なキャリアを教えてください
田那辺:製薬メーカーで35年間勤務したのち、PMDAを経て、2018年MEDISOの立ち上げ初期からサポーターとして常勤として参画し、医療系ベンチャーの支援をしてきました。2024年4月からは非常勤サポーターとして支援させていただいています。
上谷:国内外のライフサイエンス企業にて、マーケティングや海外事業などに携わっていました。セルフメディケーション製品を多く取扱いましたが、医療機器、医療用医薬品、殺虫剤や園芸用品まで幅広く 扱いました。その後独立し、日本企業と 海外企業 のマッチングや事業開発に従事しました。現在は、オーストラリアの政府機関と連携して日豪間のビジネス交流、特にオーストラリアでの臨床試験の支援を行っています。
渡邉:国内外の製薬企業で、研究開発を約25年間、マーケティングと事業開発に約10年間従事しました。その後、バイオベンチャーにて、オープンイノベーション、事業開発、経営、資金調達に携わりました。所属する日本薬学会では、アカデミアシーズの実用化を重要テーマと位置づけ、誌上座談会や特集号の企画・運営に関わってきました 。母校では、アントレプレナーシップの講義も行っています。
得意とする支援を教えてください
田那辺:主に体外診断用医薬品に関する研究開発、臨床開発、規制、保険収載、品質保証、QMS等の開発サイドの支援を得意としています。
上谷:起業支援、事業開発、海外事業展開等のビジネスサイドの支援が得意です。
渡邉:核酸医薬、抗体、遺伝子治療、DDS、低分子の再生医薬品、再生医療等製品のビジネスのサイエンスとマーケティングの観点からのアドバイス、事業計画、資金調達、起業支援、海外への橋渡しです。
MEDISOサポーターとして活動してみた感想はいかがでしょうか
田那辺:MEDISOを活用して、上市に至った医療系ベンチャーさんが多数出てきているところから、エコシステムに貢献していると感じます。
一方で、MEDISOが厚生労働省の単年度予算で運営されていることによる、支援の限界も感じています。複数年度での運営になれば、長期に渡る継続的な支援も可能になるのではないかと考えます。MEDISOがエコシステムの一部を担う恒久的なシステムになるためにも財団化等の運営形態を要望したいですね。
上谷:MEDISOでは学生さんからの相談も多く受けています。若い方の起業意欲が高いことに勇気づけられています。
渡邉:MEDISOで様々な方からの相談を受けていると、今まで経験したことのないビジネスに出会うことも多く、頑張っておられることに感心すると共に、私自身も日々勉強させていただいています。
上手なMEDISOの利用方法を教えてください
田那辺:MEDISOの相談では、目の前に見えている課題はもちろんですが、事業展開を進めた先に待ち受けている課題も整理し、対応策を提示しますので、MEDISOに相談して、少しでも不安を軽くして、事業に邁進していただきたいと思います。また、MEDISOは全て無料ですので、何度でもご利用いただきたいです。
上谷:壁打ちの相手として、些細なことでも気軽に相談してもらえればと思います。
渡邉:ベンチャーの経営者の方は、一人で悩まず、まずはMEDISOにご相談ください。MEDISOには各分野の専門家が多数所属していますので、どんなお悩みごとでもご支援可能だと思います。また、相談対応だけでなく、イベント等の様々な支援活動も行っておりますので、MEDISOのポータルサイトをチェックして、ご活用ください。
話題は変わりますが、ご趣味は何でしょうか
田那辺:自然風景写真撮影です。最近では霧ケ峰高原へ雪景色を撮りに行ってきました。霧氷が輝いてとても美しい景色でした。
上谷:最近は暇さえあれば海外ドラマを見ています。特にSFにはまっています。
渡邉:自然が大好きです。日本高山植物保護協会、横浜植物会、神奈川県植物誌調査会で植物観察や保護活動を行っています。家内との旅行もさらに増やしたいと思っています。