2020.03.09MEDISO:インタビュー
MEDISOサポーターインタビュー記事 蒲池信一様
こんにちは、MEDISO事務局です。今回は、普段面談を実施していいただいている非常勤サポーターにお話しを伺いました。本日は、株式会社クロック シニアコンサルタント蒲池信一様です。
蒲池さんのキャリアを教えてください。
薬学研究科博士課程を修了したのち、中外製薬株式会社の生化学研究室に配属になりました。その後、様々な部署に従事し、安全性と臨床開発を除く、創薬、非臨床、CMCと医薬品研究開発のほとんどの業務を経験し、低分子医薬品2製剤、バイオ医薬品3製剤の開発に関わりました。また、異業種との協同出資による医薬品研究開発企業の立ち上げにも従事し、株主総会対応や決算報告書作成等、経営にも携わりました。中外製薬退社後は、ベンチャーの研究開発の責任者(CTO)に従事し、IPOとバイオ医薬品の製造販売承認取得に関わりました。その後、医薬品の開発のコンサルタントとしての活動を始めました。
ご自身の得意とする支援はなんでしょうか。
製薬企業とベンチャー企業の両方の立場での医薬品開発の成功経験をもとに、バイオ医薬品や診断薬の開発支援を得意としています。また、アカデミアとの交渉等も数多く経験したことから、導出時のロイヤリティやライセンス契約に関する支援も得意としています。
実際にMEDISOサポーターとして活動してみて、いかがでしょう。
これまで培った医薬品開発の知識を是非日本のベンチャー企業に活用してほしいと思っております。ベンチャー企業は、経験がないため、オーバースペックの試験をしてしまいがちです。資金が十分でないベンチャー企業だからこそ、無駄のない開発を進めるためにも、MEDISOを頼っていただきたいです。
話題は変わりますが、ご趣味は何でしょうか
趣味はゴルフと旅行です。現役の会社員時代は月に2,3回程度でしたが、退職してからは毎年寒い時期に沖縄や南半球に4週間程度滞在し、毎日のようにゴルフをしています。旅行はヨーロッパが好きで、博物館や美術館を巡り、ゆっくりと過ごすことが多いです。
最後に、医療系ベンチャーの方へのメッセージをお願いします
ベンチャー企業は資金調達と開発戦略に問題を抱えていることが多いと思います。MEDISOにはベンチャーキャピタルのサポーターもいますし、私のような製薬企業で研究開発を行ってきたサポーターもいます。また、PMDA相談に向けた支援や、PMDA相談への同行も実施しています。何回相談しても無料なので、もっともっと積極的にMEDISOを活用していただければと思います。